2007年06月24日

バセドウで手術を選ぶのは

バセドウの治療で、もう一個の選択肢は、手術
大きく腫れた甲状腺を一部(甲状腺亜全摘)あるいは全部(甲状腺全摘)を切り取ります。

メリットは、時間が短いこと。経験を積んだ専門医の場合、適当な大きさを残すということはできます。再発も少ないようです。専門医が担当した場合は90%が薬を止められるというデータもあるそうです。腫瘍がある場合は、その除去のためもあって、大きさにもよりますが、手術を選ぶことが多いようです。

デメリットは、まず傷跡。首の根もとにしわのような線がはいります。洋服やアクセサリーでカバーできる範囲だと思うけれど、ケロイド体質の具合や術後の処理(テーピングなど)で、ずいぶん違うみたいです。しばらくは、ピリピリ痛かったりもあります。
それから、全身麻酔での外科手術なので、もちろん麻酔や手術ののリスクはあります。(もっとも、道を歩いていても、看板が落ちてきたり、車がつっこんできたり、リスクがある世の中ですから、病気のリスクに対しては、問題ないくらいのリスクかもしれないですけど。)
もっとも、最近は、内視鏡の手術という選択肢もあるので、この外科的な負荷とかキズの問題も小さくなってきたかも。
手術をする前には、まず飲み薬で甲状腺ホルモンを正常化しておく必要があります。うまく下げないとなかなか手術できません。その分、アイソトープより時間がかかります。
もちろん、手術ですから、入院が必要です。だから、コストもかかります(数十万くらい〜)。
高齢になって、ホルモン分泌がさがると、薬で補助が必要になる場合もあります。というか、たいてい低下症になるようです。
あとは、亜全摘の場合、絶妙な量というのは先生のカンに頼るところが大きいので、切りすぎるとすぐに低下症に、残しすぎるとバセドウが改善しない…ということは起こり得ます。腫瘍の場合を除いて、2回同じところの手術は避けたいので、結局、アイソトープ治療を選ぶということになる場合もあるそうです。(投薬→手術→アイソトープとすべてを体験した人もいるようです。)

細かいところでは、普通、バセドウの診断は内科(甲状腺科、内分泌・代謝科など)に行きますが、手術は外科や耳鼻科の人が担当することが多くて、担当医が変わるということがあります。これは、信頼関係という面ではちょっと不安になったりするので、上手に相談できるルートを持っているのを意識するのがいいかもしれません。

甲状腺機能が正常あるいは低下になっても、甲状腺刺激抗体は高いのままということもあります。その場合は、妊娠したとき、甲状腺刺激抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに影響して、おなかの赤ちゃんが甲状腺機能亢進症になっていることもありますから、観察が必要です。全摘の場合は、甲状腺刺激抗体も消えると聞きましたから、全摘の選択はあんまりないといいますが、これから妊娠したい場合には、全摘か亜全摘かの検討のときに考慮するといいのかもしれませんね。

ともあれ、早く確実に結果が出るというのは、やっぱり捨てがたいポイントです!
posted by プロパジール | Comment(0) | TrackBack(0) | バセドウの治療
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